晩秋・日本アルプスの山嶺を展望して歩く
日本アルプスの北、通称・後立山連峰一帯はたいてい麓から一万尺にも屹立して、その壮観さは見飽きることがない・・・此の時季になると、いつ雪に降りこめられるかも知れないそれらの山嶺に攀じることは、今はもう気楽におこない得ないけれども、幾らかの高みに立てば、峻厳なそれらの山々に懐かしく相見えることができる。
そしてまた此の辺りからは大地溝帯の東、フォッサマグナに載った頸城の山々などもよく遠望できる。その遠望は眺めて立つ地点をほんのわずか移動するだけでも思いがけない佇まい見せるから、しばしば私たちを、新しい発見をした愉しい気分に浸らせて呉れる。
2100年44+45週
