2011/11/06

落葉にうもれて・・・

留守にしていた間に果実を届けにきてくれた知人がいた、私の帰宅後にふたたびやってきて言うには〝落葉を掻き分けた痕跡もないから、何処かに出かけているな〟と分かったそうである。此の家が林間にあるゆえ──ひところほどではないが──秋の終わりには地面が分からなくなるほど、落葉が被う。ほんとうに落葉が厚く敷き詰められた頃は、都会から移住してきた知人などは布団に埋もれるように落葉に横たわっていたことがあったくらいだ。また或るとき、大きな竹籠にあふれた彩りゆたかな落葉をみて〝これをどうするの〟と尋ねられたので〝糧ですよ〟と答えると、その人は私がそれれ喰うのだと本当に思ったらしい・・・

2011年45週
ともあれ、よそにも書いたことがあるけれど、落葉は蝶にも似ているからかも知れないが、未だ梢にあって、風と光にゆれる紅葉とまた違って地に落ちてからの変幻はより生きもの(=生命)の尊厳に通うものを私に示し、それが謂わば私にとって「糧」とも云えたのである──此の秋、私は、改めて、人為の放射性物質にまみれたこの地と空を想いながら私の自然観を修正しつつある。

追伸:言うまでもなくライトトラップは状況の許すかぎり続けられている。さすがに山繭蛾たちの姿はきえ、代わって冬蛾の仲間が登場してきた、こんな小さな虫たちでも、ちゃんと季のうつろい徴なのだ!!!